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カバーの耐久性(寿命)について

HOMEボディカバー使用上の注意 > カバーの耐久性(寿命)について


お車を保護する目的を担うボディカバーは、消耗品です。そのため使用経過につれて傷み、汚れていきます。カバーの効果も、それに合わせて落ちていきます。
ここでは、生地別の仲林工業ボディカバーの寿命(耐久性)や、なぜこの耐久性なのか、また買い替えの目途について説明致します。



カバーの平均寿命と最終的な症状

【平均寿命】






※E-5000生地で耐久性が短いとお感じになられたお客さまは、
少し長めのTT-9000(裏起毛)生地への変更をオススメ致します。


★仲林工業では、上記以上の耐久性のあるカバーの開発には、現在、取り組んでおりません。理由につきましては、このページの後半、「ボディカバーは、長持ちすればいいというわけではない!?」というタイトルでまとめておりますので、ご確認ください。


屋内保管は日光が直射しない環境、屋外保管は青空駐車場、またほぼそれに近い環境を指します。
さまざまな保管環境や車体形状を含めた平均ですので、場合によってはこれよりも長持ちしたり、反対に短くなる可能性があります。
例えばウィングが装備されている車両なら、ウィングの両端角等から破れやすくなります。
屋外保管の寿命が短い最大の原因は、陽射し(直射日光)によるものです。そのため、カバーがもっとも傷むのは陽射しの当たる例えばルーフ上やボンネットのバンパー表面等です。サイドの生地がまだ使えそうであっても、ルーフ上の生地が限界をきたしていれば、そのカバーは寿命とお考えいただいた方が良いです。この段階まで来ると、修理も不可となります。詳しくはこちら
また、台風や非常な強風時の使用を避けた数値になりますので、台風や強風時にも必ず使用されます場合は、これよりも短い寿命になる可能性があります。

猫がカバーの寿命を早める場合もあります。詳しくはこちら


【症状】


寿命を迎えたカバーはどのようになるのか。
わかりやすいのは、着脱の際などに生地が裂け、破れてしまうことです。ウィング等の端や、ボディの角、湾曲した部分やミラー部分で裂けてしまうことが多く、「もっとソフトに掛けていれば破れなかったのに……」と悔やまれる方もいらっしゃるのですが、その程度の負荷で裂けてしまう状態でありましたら、すでに寿命を迎えていたとお考えいただいた方が良いです。
裂けたり破れなくとも、カバー表面(外側の面)が白っぽくなってくれば、それも寿命です。カバー表面のコーティングが剥げてしまっている状態ですので、雨水や埃を通しやすくなっており、既にボディカバーとしての効果は見込めません。
雨上がり、カバーをめくればボディがびしょびしょに濡れているようになれば、それも寿命の症状です。
また、カバーのすそにゴムが縫い付けられている留め具の場合、このゴムが緩まり、カバーのすそが全体的に垂れたような状態になりましたら、それも寿命です。

★仲林工業ボディカバーのTT-9000(裏起毛)は植毛でないので、カバーが寿命を迎えても、起毛(繊維)が生地から分離し、埃のようにボディを汚すことはありません。詳しくはこちら





こちらは2年強、直射日光の当たる屋外保管されたお車に使用いただいたTT-9000(裏起毛)生地のボディカバーです。全体的な老朽化により随所に裂け目が見られ、表面が汚れているものの、ブルーシルバー色のコーティングは剥げて薄ぼけているのがわかります。

これらの症状が出たときにはカバーの完全なる寿命となります(修理も不可です)。
ただ、これら症状をきっかけに買い替えされる方が多いのですが、このときにはカバーの効果はほとんどなくなっている状態ですので、お車の保護を維持するには、正確には寿命の前、これら症状が発生する前に買い替えていただくのがベストです。



それでは、買い替えの目途はいつ頃?

わかりやすいのは、生地表面の色の変化です。
TT-9000(裏起毛)生地ならブルーシルバー色が白っぽく、E-5000生地ならシルバー色が、薄ぼけたように鈍くなってきたら、それはカバーとして働くはっ水加工や紫外線を弾くコーティングが剥げてきたことを意味します。
裂けたり破れたりしておらず、お車に装着できたとしても、それはボディカバーというよりその形をしたポリエステルの布を装着しているだけの状態と言え、ボディカバーとしての効果を見込むことはできません。

また、上記の平均寿命を目安にするのもひとつの方法です。
屋外であれば、雨が降った後にカバーをめくったとき、以前よりも雨水の浸透が多くなってきた場合、買い替えていただくに越したことはありません。ただ、これらの症状に気づいたからと言って、その時点でカバーとしての効果がゼロになっているわけではありませんので、買い替えについての最終判断はお客さまに委ねられます。
しかし、寿命前の定期的な買い替えが、お車をベストな状態で維持できることはまちがいありません。

はっ水性のなくなってきたカバーに防水スプレーを噴射しても大丈夫? ──答えは「No」



カバーの寿命を縮める犯人は、猫(ネコ)だった!?


完全な寿命を迎える前に、カバーにトドメを刺してしまう犯人がいます。
それは猫です。



この写真では、全体的にはまだ丈夫そうなものの、一部だけ切られたような裂け方をしています。通常、生地は繊維の方向に裂けますので、L字のように、とちゅうで屈折したようなカギ型の破けは、猫が爪で引っ掻いたためにできたものである可能性が高いです。



この写真では、赤の矢印で示したところに注目してください。破けではなく、穴が開いています。
これは猫の立てた爪が生地に食い込み、貫通したものです。ボディカバーの装着されたお車によじ登ったり、飛び乗ったりした際にできたものと思われます。
L字のように破けなかったのは、まだ生地そのものが寿命を迎えていなかったのでしょう。

猫によって傷つけられるのは生地だけでなく、縫製部分(糸)も含まれます。ミシン目に爪を立てられれば、寿命が近づいたカバーの場合、糸が切れてほつれていってしまいます。
このように、猫、もしくはそれに近しい小動物によってカバーの寿命が縮められてしまうことがあります。このような傷の場合、修理は可能ですが、こちらに定めておりますように、修理費は高額となります。
猫の症例に困っている方は、こちらのページもご参考ください。



少しでも、耐久性を延ばすには?

汚れは腐食を促しますので、定期的なメンテナンスが有効です(詳しくはこちら)。
また、留め具を「すそ紐絞り加工」で使用、もしくは検討されている方は、「腹下通しの2.8メートル留め具×すそ紐絞り加工」にし、「腹下通しの2.8メートル留め具」のベルトを常に装着することです。
「すそ紐絞り加工」で使用していて、上記の耐久年数よりもちょっと短い結果になったと感じられた場合は、風によるバタつきでカバーが早めに傷んでしまった可能性があります。
「腹下通しの2.8メートル留め具」を追加装備し、カバーのサイドをベルトでしっかり抑えることでバタつきを抑え、結果的にカバーの耐久性を延ばすことが見込めます。
メンテナンスも「腹下通しの2.8メートル留め具」の常用も、面倒な作業でありますが、これはカバーするお車自体にとっても良いので、積極的に行うことをオススメします。

【駐車の向きの変更が可能な場合】
カバーの劣化をもっとも進めるひとつは太陽光です。いつも同じ方角を向いて駐車した車に装着していると、太陽光のいつも当たるカバーのその部分が先に傷んできます。
駐車の向きの変更が可能であれば、たまに車を前後反対、もしくは左向き右向き等変えて停め、カバー装着することで、太陽光の当たる個所が分散され、カバーの耐久性を延ばす結果につながります。



仲林工業が、長持ちするカバーの開発をやめた理由

ボディカバーは、長持ちすればいいというわけではない!?


消耗品といえど、いや、消耗品だからこそ、お客さまがその商品に耐久性を求められるのは当然のことでしょう。ボディカバーも同じです。仲林工業でも一時、現在の生地よりも長持ちのするカバーを企画致しました。
とはいえ、生地でできているカバーの耐久性を増すにはまず生地の強度を高めざるを得ません。生地を強くする方法としては、生地を厚くすること、また、織っている糸自体を強いものに変える等があります。
しかし、どちらにしましてもコストが予想以上に発生し、現在販売しております価格にその分が上乗せされてしまいます。要するに、カバー1台分の単価が上がってしまいます。

そこで疑問が浮かびました。耐久性と比例して単価も上がるのであれば、長持ちすればいいというわけではないのではないか? と。
カバーの生地が強くなることでボディカバーとしての効果が増すのであれば話は別ですが、効果は同等で、ただ耐久性だけが伸び、その分、値段も高くなるのであれば、現在の価格のままの現在のカバーを、寿命の都度、買い替えていただく方が良いのではないか。

わかりやすく説明しますと、2年が平均寿命の50,000円のボディカバー(A)と、4年が平均寿命の100,000円のボディカバー(B)があれば、お客さまはどちらを選択されるでしょうか。
ボディカバーは使用年数によって汚れ、傷み、効果は下降していきます。
2倍の耐久性があるからといって、最初の2年と、3年目〜4年目の2年とでは、ボディカバーの効果は後半の2年が劣っています。言い換えましたら、伸びた耐久年数分、中古のボディカバーを使用しているのと同じ状態です。
それならば、価格が半分のボディカバー(A)を2台、連続使用した方が、2年スパンで新品の効果を充分に見込むことができます。

それでは、2年が平均寿命の50,000円のボディカバー(A)と、4年が平均寿命の80,000円のボディカバー(C)ではどうでしょうか。
先ほどはちょうど2倍だったので、明らかにボディカバー(A)が良いことはわかっていただけたかと思います。
この場合は悩みどころかと思いますが、耐久性が伸びた分の2年間のために、中古のボディカバーを30,000円で使用するかどうか、と転換していただければ、答えが出やすいかと思います。
中古でも、価格の安さを求められる方がいらっしゃるかもしれませんし、やはり短いスパンで新品を、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ここでちょっと念頭に入れていただきたいのが、カバーは盗難に遭ったり、いたずらされる危険性もあるということです。いたずらも、生地を裂かれてしまえば、もうカバーとしての使用はできなくなります。
このときは、ボディカバー(A)の方が、良かったと思われるでしょう。もともと耐久性は高くなく、(B)や(C)よりも安かったからです。
また、予定よりも早くお車を買い替える状況もあります。あまり言うべきことではないですが、お車自体が破損したり、盗難に遭うこともあります。この場合もそうです。
これらの、まだ寿命に満たないカバーの使用が継続できなくなった状況のお客さまは、仲林工業のデータからして160人〜170人に1人おられます(弊社にお知らせくださった数ですので、実際はもっとおられるかもしれません)。

これら、カバーの使用継続ができなくなる場合(いわゆるデメリット)も含めましたら、(A)の方が良いと考えました。

もちろん、わずかな値上がりで耐久性がぐんと伸びるのであればそれに越したことはありませんし、そうであれば仲林工業でも厚めの生地や強めの糸で新たな商品を開発するのですが、値上がりするその金額と天秤にかけまして、その分の耐久性の増加は、あまりメリットがないとの判断を下しました。そのため、現状、上記平均寿命のボディカバーのご提供となっております。
(ちなみに、受注生産でオーダーメイド要素を含む起毛ボディカバーとしては、仲林工業カバーは他社さまの2分の1の価格帯。もちろん、その分、品質が劣っているわけでもありません)

★実は、カバーの寿命が短い環境ほど、ボディカバーは必須のアイテムであり、使用されることは賢明です。その分、お車に影響するはずであった外部からの被害を、カバーが代わりに受けたからです。


お車の保護が二の次になってしまうお客さま


ボディカバーの寿命を延ばそうと、色々なご提案をされたり、実際に実行してしまう方がおられます。

例えば、カバーのはっ水性が失われてきたため、市販の防水スプレーを噴射したり、ルーフ部分の生地が真っ先に破れてしまうため、ルーフ部分のみ生地の二重縫いを行う等です。これらにはデメリットがあります。防水スプレーの噴射は、カバー表面のコーティングと化学反応を起こして溶け合い、最悪の場合、ボディに染み込んでしまうことがあります。
また、生地の二重縫いは、その分、生地と手間がかかるため価格が高くなるうえ、蒸れを招き、お車そのものに悪い環境を与えることになります。

ボディカバーの寿命に意識を向けるあまり、お車を保護するボディカバーが結果的にお車を害するアイテムになってしまっては、本末転倒です。



破れた時、解れてきた時の応急処置

事故や使用上の不注意、老朽化等により、カバーの一部が破れた、裂けた、糸が解れてしまった場合。

基本的に、カバーの補修は弊社で行う「縫製」によるものが好ましく、推奨するものでもあります。ただし、補修が可能な状態に限ります。詳しくはこちらをご参照ください。
ここでの応急処置は、あくまでお客さまの判断、自己責任の元、ご対処くださいますようお願い致します。

[用意するもの]
小さな傷や狭い範囲の裂け、破れであれば、ヨットの屋外用補修テープが役立ちます。
ホームセンターやAmazon等の通販でも購入することが可能です。
ただし、陽射しによる熱を帯びたとしても、糊が溶け出さないものが条件です。ホームセンターであれば、スタッフさまにご相談されるのも良いかと思います。
(仲林工業からは、どのメーカーさまのどのテープが良いのか等、お知らせすることはできません。
そのテープの糊がどのような素材で、どれくらいの陽射しや温度等の環境によってどう変化するのか、確認、保証のしようがないためです。
仲林工業が可能な対処は、あくまで弊社で行う「縫製」によるものです)

[使い方]
カバーの外側から、破れが広がらないように傷や裂け目を覆う程度が好ましいです。
あまり必要以上に貼ると、生地自体がごわごわし、接着面も多くなって、予想外の悪影響が出てしまうリスクが高まります。最悪の場合、糊が溶け出し、染み込んでボディとくっついてしまえば、厄介です。

施工後は、問題が起きていないか、テープを貼った部分やそれが触れるボディ面をよく確認されますようお願い致します。

糸での縫製を試される方は、「ポリエステルスパンミシン糸」を推奨します。実際に仲林工業が使用している糸です。綿の糸では、耐久性が期待できません。

ホチキス等の金物や、破片が「針」に至る可能性のある素材で補修されたカバーにつきましては、その後、弊社にて修理することが不可となりますので、ご注意ください。



カバーの処分(捨て方)

ボディカバーの廃棄・処分についてご案内致します。

カバーの生地の素材はポリエステルのため、火によって燃えるというよりは溶けていく感じです。
「粗大ゴミ」として出していただくのが一般的ですが、縫製製品になりますので、掛け布団や毛布、衣類とおなじ区分での廃棄になる場合もあります。
区分は地域や条例によって異なりますので、気になられる方は、お住まいの地域の役所へご確認をお願い致します。
加工塗料等に国から指定された有害物質は含まれておりません。

【廃棄サービス】
お客さまに代わって仲林工業にて廃棄・処分を行います(廃棄・処分費用は弊社負担)。仲林工業カバーに限ります。他社カバーの廃棄についてのご質問、依頼はご遠慮ください。
送付前にお電話かメールにてご注文者様名と合わせてあらかじめご連絡のうえ、送り状に必ず『廃棄依頼』と明記し、弊社へお送りください。
運賃はお客さまご負担(元払い)となります。
汚れ転移防止のため中身を開けないまま廃棄しますので、捨てられて困るものは同梱しないようお願い致します。

【送り先住所】
〒584-0005 大阪府富田林市喜志町4丁目6-10
仲林工業株式会社





HOMEボディカバー使用上の注意 > カバーの耐久性(寿命)について