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仲林工業が開発した、カバー効果を上げるためのオプション。ボディカバー本体に装備することが可能です
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装備できる位置は、カバーで言うところのルーフ脇。車体で言うところのドア上部からリアにかけてのラインになります。
写真からでは、「何コレ?」といった感じですが、外側に付いている四角い生地は、雨や埃等、外部からの汚れが入りにくいよう設計された、いわば「笠」。
下から覗き込むように見上げると、「M」の字のようになって装備されています。
この浮いた隙間から手を入れていくと、ルーフの生地と横面の生地の、本来ならば縫い合わされるところが薄く開いています。風の逃げ道となっていて、ダクト(筒)の役割を果たす機能になっています。
さらに手を入れ進めれば、お車のボディに触れることができるでしょう。 |
付けた方がいいの?
ボディカバーを装着する際、風や空気をはらんで(気球とまではいかないものの)膨らみ、車体に掛けづらいという状況があります。通気筒があれば、その風や空気が抜けますのでカバー生地が車体に着地しやすくなり、装着の煩わしさを減らすことが可能です。
装着後もカバー内部に入り込んだ風が抜けますので、ボディカバーのデメリットとしてよくあるバタつきや車体との擦れを軽減する効果があります。
また夏場では、雨がザっと降ってやんだ後、特に水捌けの悪い地面であれば、他は乾いているのに車の下だけ湿っていたり水溜まりができていたりします。陽射しが強く照り付ければ、車体下の水分が水蒸気として立ち昇り、カバー内部にこもって「蒸れ」が生じます。
もっとも、カバー生地そのものは通気性を保っていますので、通気筒がなければ完全に蒸れてしまうわけではありません。しかし、通気筒による湿気逃しは、カバー内部の湿度の上昇を抑え、ボディにより良い環境を整えます。
永い目で見た場合、またカバーの装着時間が長い保管環境であれば、通気筒は装備した方がより高いカバー効果を見込めることになります。
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──外からカバー内部へ雨や汚れが入ることはない?
「笠」の面積を多くとっていますので、よほどの巻き風や特殊な吹きつけ、下から舞い上がる風でない限りは、カバー内部へ雨や汚れが侵入することはありません。実際に、通気筒を装備したことによるデメリットの報告は受けたことがなく、リピート率も95%を超えます。
特に春先、花粉や黄砂等の細かな粒子が舞う時期は、カバーを外した際に通気筒の穴が位置するボディ部分にその粒子が付着していることがあり、通気筒から入ったと思われがちなのですが、これは通気筒が風の通り道になっていることで、カバー内部から侵入した粒子が筒から抜ける際に集中して付着したものになります。通気筒がなければ、カバー内部にまんべんなく散っていたものです。 |
片側にひとつ付く1対2個か、片側にふたつ付く2対4個か、選択することが可能です。 |
──「1対2個」か「2対4個」か、何を目安に選べばいい?
数は多いに越したことはありません。多いことによるデメリットもございません(実際にそのような報告を頂戴したことはありません)。
そのため、ご予算に問題がなく、屋外保管であれば、ボディサイズの小さいお車でも2対4個装備をオススメ致します。屋内保管や、風の吹きつけない環境でありましたら、1対2個装備でも充分、効果は見込めます。
以下、画像とともに解説致します。 |
マツダ ロードスター(NCEC)のカバーに1対2個装備しています。このようなサイズのお車でしたら、1対2個でも充分、効果は見込めます。 |
02仕様のリアスポイラーが装着された、ホンダ NSX(NA1)のカバーに1対2個装備しています。基本的にルーフの中央に位置します。 |
ダイハツ ムーヴ(LA100S)のカバーに2対4個装備しています。このようにルーフが長くほぼ一直線の場合は、通気筒もきれいに並びます。 |
メルセデス・ベンツ Gクラス(W463)のカバーに、2対4個装備。これくらいの車体ボリュームになりますと、迷わず2対4個をオススメ致します。 |
スバル レガシィB4(BN9)のカバーに2対4個装備しています。2対4個を装備するうえで留意したいことがひとつだけ。
ハッチバックやワゴン形状であれば、ルーフの長さがあるため2対4個でも比較的きれいに並ぶのですが、セダンやクーペ形状の場合、ルーフの長さに限りがあるため、2対目がCピラー以降の傾斜したラインに位置することがあります。
結果的に、斜めになったり、軽くひしゃげてしまう場合があるのですが、しかしそうなっても効果がなくなってしまうわけではありません。 |
アウディ RS4アバント(B9)のカバーに、2対4個装備。フロント斜め前からのショットです。 |
膨らみ防止の通気筒を付けないと、このような感じです。見た目的にはシンプルですが、カバーのすそから風が入り込んだ場合、逃げ道がないため、膨らむことが予想されます。
★改良の意味で通気筒の位置を変更する場合があります。 |
「風飛び」防止と勘違いされ、通気筒を装備して留め具を控えめにされる方がおられますが、これはまちがいです。
あくまで装着時や装着後のカバーの「膨らみ」を防止したり、湿気を逃したりする機能であり、「風飛び」を防止するのであれば、留め具を「腹下通しの2.8メートル留め具×すそ紐絞り加工」にされることをオススメ致します。 |
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通気筒を装備すると、装着時にカバーがはためくことはないのですか?
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はためきがまったく無くなるわけではありませんが、風が抜けるため軽減はされます。そのため、屋外での装着がメインであったり、着脱頻度が多い場合にオススメの機能です。 |
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注文されるカバーのうち、どのくらいの割合で通気筒を装備されますか? |
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およそ90%近くのお客さまが装備されます。
また、装備されたお客さまの再注文で装備される割合は95%を超えます。 |
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通気筒を装備したカバーを使用しているのですが、通気筒の穴に当たる部分のボディに汚れが付着するようになったのですが? |
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保管環境的に、風や空気に細かな塵や埃が混ざる場合、また黄砂や花粉の時期等に、このような現象が起こってしまうことがあります。これは風のなかに含まれる塵や埃、黄砂や花粉が、通気筒を抜ける際にボディに付着したものと考えられます。
指で拭き取れる細かな粒子ではないでしょうか?
通気筒を装備したばかりにこれら粒子が付着するため、デメリットのように思われがちですが、通気筒を装備していなければカバー内部に拡散して(目に見えないかたちで)まんべんなく散っていたものになります。
通気筒があることでそれら粒子も抜け、カバー内部に散るはずだったものを逃しています。
粒子の付着が気になる場合は、カバーを外した際に、通気筒の位置するお車のルーフ付近を重点的に観察、拭き取りされることをオススメ致します。 |
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通気筒の位置を変更してもらえませんか? |
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誠に申し訳ございませんが、位置の変更は不可となります。
ボディカバーには決まった個所に走る縫い目があります。強度の関係により、通気筒はこの縫い目を利用しています。また風が吹き込んだ際に受ける全体的なバランスを含めた効果を考慮し、設置個所も限定されます。
結果的にルーフ付近への装備となり、例えばフロントバンパー部分等、ご要望の位置に細かく修正したり、移設したりすることはできません。 |
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